マフェトン理論とダイエット

マフェトン理論とは、怪我や病気で選手生命を短かくしたり健康を損なうことなく、「健康と競技の向上を両立させる」方法をアメリカのフィリップ・マフェトン博士が研究し「マフェトン理論」として確立したものです。


マフェトン博士は持久系の運動能力は筋力によって優劣が決まるのではなく、エネルギーを途切れることなく最後まで供給し続けることができるかどうかが重要だと考えました。
どんなに素晴らしいエンジンでも燃料が切れたら動きません。マフェトン博士によると人間の身体はレース前にいくらエネルギーを蓄えても、それが糖質によるものなら、せいぜい２０００キロカロリー位にしかならないのだそうです。これは、成人男子なら特別な運動をすることなく、ただ普通に１日過ごすだけで使ってしまうエネルギーの量にしか過ぎません。
しかし、もしそれを糖質ではなく体脂肪として考えたなら、人間の体内には１０万キロカロリー、距離にして１０００kmを楽に走り切るだけのエネルギーがあるのです。マフェトン博士はこの体脂肪というエネルギー源に注目しました。

マフェトン博士はマフェトン理論の中で心拍数の比較的低い運動（エアロビックトレーニング）の継続や食事の管理が大事だと唱えています。そして、体脂肪を有効にエネルギー源として使える体−エアロビックな身体をつくろうというのがマフェトン理論です。
言い換えるとマフェトン理論とは比較的軽めの有酸素運動（エアロビックトレーニング）や食事の管理を組み合わせることで体脂肪をエネルギーとして燃焼させやすい身体を作る体質改善理論と言うことになります。

マフェトン理論は、体脂肪を効率よく燃焼させる身体を作る方法なので当然ダイエット効果も高いという事になります。息を切らして走るのが嫌だという方にももってこいのダイエット法と言えるでしょう。

マフェトン理論では比較的軽めの有酸素運動を勧めています。ダイエットの為に走るにしても呼吸や心拍数を一定にキープするようにゆっくり走った方が効果があります。

マフェトン理論を学んで効果的に体脂肪を燃やしてダイエットしましょう。

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